「ドラクエⅢ」のプレイスタイルでわかるあなたの本質

 

みなさん、こんにちは。ahlan 和 sahlanのかしま慶子です。

ドラクエⅢのリメイク版が発売されるようですね。すぎやまこういち先生も鳥山明先生もいなくなって、新しい伝説がはじまろうとしています。以前DQコンサートに行った際、客席にすぎやまこういち先生がいらっしゃいました。柔らかい雰囲気を纏っていながらも隠しきれない完璧主義っぽい厳しさが素敵でした。そういうことを思い出すと淋しく感じますが、変化しながらこれからも伝説が続いていくことがとても嬉しいです。

さて、我々世代のゲーマーならば誰もがプレイしたことがあるであろうDQⅢですが、そのプレイスタイルにはプレイヤーの人となりが如実にあらわれていると思います。どんなパーティ編成をするか?どこまでレベルを上げるのか?転職はどうするのか?などから人間分析をしていきたいと思います。

 

1.旅立ちのとき~パーティ編成~

みなさんは一番はじめのパーティはどのようなメンバーで構成しますか?

最もバランスが良いといわれるのが「勇者・戦士・僧侶・魔法使い」ですが、この編成を好むタイプは安定性重視と言えるかもしれません。強烈な特徴はないけれどバランスがすごく良い感じです。「攻撃は最大の防御なり」というタイプは「勇者・戦士・武闘家・魔法使い」を好むかもしれません。守るよりは攻める方が好きな好戦的で短気な人のイメージです。「勇者・戦士・武闘家・僧侶」の組み合わせは意外と一番慎重派なのではないかと思います。魔法攻撃は転職の時にどうにかするとして序盤は「いのちだいじに!」モードで進めていくタイプ。中長期的な計画を立てて確実にこなしていくのではないでしょうか。意地悪な言い方をすると初期のパーティで商人や遊び人を組み込むタイプはもしかすると「人とは違う自分」に憧れるタイプかもしれません。ただし遊び人を引き連れていく人はもしかすると「大きな成功を手に入れるためにじっと我慢が出来る人」である可能性もあります。

 

2.レベル上げ

みなさんはどの程度までレベル上げをしますか?好みは人それぞれですが、大きく3パターンに分けることが出来ると思います。

①レベルは関係なく、とにかく爆速でクリアを目指してガンガン進んでいく人

②目標レベルまであげてスピードと確実性の両方を求める人

③とにかくノーダメージでいきたいレベル上げまくりの人。

 

①のレベルは関係なく、とにかく爆速でガンガン進んでいく人は流行の最先端を押さえておきたい人かもしれません。誰よりも早く話題のものは手に入れたい、体験したい、味わいたい!と身軽なタイプでしょう。上手い話に飛びつきやすいので一旦冷静になる癖をつけた方がいいかも。惚れっぽい部分があるので、三角関係など恋愛トラブルには要注意。

②の目標レベルまであげてスピードと確実性の両方を求める人は「きちんとする」「正しくある」「~べきだ」という思考が好きな人かもしれません。常識やルールを重んじます。自分に厳しい分他人にも厳しいところも。恋愛では自分の気持ちよりも「周囲の評判が良いかどうか」「一緒にいて自慢出来るかどうか」を重視しそう。もう少し素直になると◎。

③とにかくノーダメージでいきたいレベル上げまくりの人には、きっと宝箱を一つも取りこぼしたくないタイプが多いでしょう。慎重すぎて石橋を叩きすぎてぶっ壊してしまう人も。一見穏やかそうな雰囲気ですが、腹の底にはエベレストよりも高いプライドが潜んでいます。普段はニコニコしているので怒らないタイプに見えますが、キレたら手がつけられなくなるのもこういう人。恋愛では自分が相手を好きだと気づいた時には相手の気持ちが変わってしまっているほどに鈍い。

 

3.「〇〇のたね」「〇〇きのみ」の使い方

様々なステータスを少しだけ上昇させてくれるアイテム。たねやきのみをどのように使うでしょうか?

転職が出来ない勇者に使用する!一択の人は「転職できないから」という言い訳をしつつ、自分大好きなタイプかもしれません。でも、子どもの頃は多くの人がそうでしたよね。(勇者の名前を自分の名前にすることが多い)ひとり最強な人間がいれば、みんなをカバーすることができる、まさに「一人はみんなのために」を貫く誠実な人かもしれません。

 

苦手な分野を伸ばしてバランスを良くしたいと思う人もいるでしょう。戦士にすばやさのたねやかしこさのたねを与えたり、魔法使いにちからのたねを与えたくなる人も。平均的になんでも出来るようになりたいと思うのは優等生タイプなのかもしれません。出来ないことも出来るようになりたいと思う頑張り屋さん。

長所特化型もいますよね。武闘家にこそすばやさのたねを与えてはぐれメタルを会心の一撃で倒せるようになりたい!と考える人もいるでしょう。力こそすべて!と思って戦士にちからのたねを与えまくりの人も。出来ないことを克服することにエネルギーを注ぐよりも、得意なことを伸ばしたいと思うタイプ。ただ効率化を求めすぎて冷たいと思われることもありそう。

 

4.ダーマ神殿

一番の問題は誰に「さとりの書」を使うか、ですよね。素早い武闘家、賢い魔法使い、力の戦士、バランスの良さを更に強化の僧侶…。

後々のことまできちんと考えるのではなく、直感で「この人!」と思った職業のキャラに対して実は自己投影をしているということがありそうです。そのキャラは(勇者を除いて)一番気に入っているキャラといっても過言ではないはずです。自分自身の好きなところを持っているキャラと言い換えると分かりやすそうです。「さとりの書」を使用すれば悟って賢者になるわけですから、思い入れがないものには使いたくないというのが正直な気持ちではないでしょうか。武闘家ならフットワークの軽さが良いところだけれど思慮深さが足りていない感じ、魔法使いなら賢さに自信があるけれどやり抜く辛抱強さはちょっと不安、戦士のような勇猛な精神力を誇りに思っているけれど繊細な気遣いや気配りは苦手、僧侶はなんでもこなせる器用さが自信だけれど特化した部分がない器用貧乏さに悩んでいる、などと想像できます。

またどの職業を何に転職させるかで自分が何に価値を置いているかにも気づくことでしょう。良いところを潰してしまう転職もあれば、能力のボトムアップになる転職もあります。例えば魔法使いを転職させるにしても、素早く魔法を唱えることが出来る魔法武闘家にするのか、どんな攻撃にも耐えられるガチムチ魔法戦士にするのか、攻撃系・回復系どちらの魔法もこなせる魔法僧侶にするのか、好みが分かれそうです。

 

5.(番外編)遊び人

初期のパーティーに遊び人を組み込む強者もいるとは思いますが、ほとんどの人がゲーム後半、全体的にレベルが上がってきて余裕が出来てからのお楽しみなのではないでしょうか。わたしもレベル80を超えたくらいから勇者プラス遊び人のふたりでフィールドに出て、遊び人のレベル上げをしまくって、賢者を大量生産した記憶があります。

これって現実世界の厳しさを象徴しているように思うのです。同じレベルの人たちからは「役に立たない」「ロクでもない」と敬遠される遊び人だけれども、すっごい人に見初めてもらってサポートしてもらうことが出来れば賢者になることが出来る!ということなんだけど。現実世界では…まぁ、あり得ないですよね。「若い頃、めちゃくちゃしていたけど改心して今は頑張っています」といくら主張したところで(あんたがめちゃくちゃしてた時期にこっちは歯を食いしばって頑張ってきたんだよ)という感想しかない、という人が大半ではないでしょうか。それくらい現実は厳しい。ずーっと努力を積み重ねてきた人ですら成功が難しいのに、今更ちょこっと何かをしたくらいでは変化は難しいと思うのです。たまにそういう人が話題に上がってきますが、珍しいから話題になるのであって「よくある話」なら注目されないはずです。

パワースポット巡りや開運ブレスレットなどスピリチュアルな力で一発逆転を狙うのではなく、その時間とお金を使って本の一冊でも読んだ方が成功へと繋がると思います。(スピリチュアルカウンセラーがいうべきことではないかもしれませんが。)

 

6.まとめ

子どもの頃に熱中したゲームが中年になった今、再び目の前に現れる恐怖(仕事もせずにプレイしそう)と喜びを感じながら今回のブログを書きました。最初にプレイしてから何十年も経過しているのに「三つ子の魂百まで」の言葉の通り、イメージするプレイスタイルは相変わらずで、人間の本質的な部分は簡単に変わるものではないなぁと思います。

 

自分自身の性質を考えた時に伸ばしたい部分、変えたい部分、消し去りたい部分…色々あると思います。自分を苦しめるような思考や行動の癖はどうにかしたいと願うことは向上心だと思います。しかしながら、どうやっても変えようがない部分を「個性」だと呼ぶのではないでしょうか。扱いづらい個性であったとしてもうまく手綱を握ることが出来れば良い働きをしてくれるはずです。自分自身の一部を忌み嫌うのではなく、どう活かしていけばよいのかを模索するのが「大人の成長の仕方」だと思います。

自分自身ではどうやっても扱い方がわからない!という癖をお持ちの方、一度ご相談ください。

 

今回も最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。

次回は「怒りとの付き合い方」についてお話ししたいと思います。

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