霊感ってなに?

みなさん、こんにちは。

ahlan 和 sahlan のかしま慶子です。

霊能力者の仕事をしていると「霊感ってなんですか?」というご質問をよく頂きます。

(カウンセリングやお祓いのご依頼をすでに頂戴しているのに!です。「何かよくわからない能力だけれどこの人に任せたい。」と信頼して頂けることがとても嬉しいです。)

多くの方が興味津々の「霊感」について今日はお話ししたいと思います。

 

1.「霊感」の種類

一般的に「霊感」は「幽霊を視る能力」と考えられているのではないでしょうか。

実は「霊感」を呼ばれるものには様々な種類があります。透視・予知・サイコメトリー・テレパシー・サイコキネシス・ヒーリング等々(更には+近接or遠隔なども関わってきます)不思議な能力のことをひとまとめにして「霊感」と呼ぶことがほどんどです。それぞれまったく異なる能力なのですが、細々した名称を聞いたとしても多くの方が「何のこっちゃ?」となってしまうのでわかりやすく「霊感」といってしまうことが多いのです。

2.「霊感」の受信のタイプと能力差

霊感の種類については先ほどお話しした通りですが、では同じ能力を持っていれば視えているものやわかることが同じかといえばそうではありません。

例の一つとして「幽霊を視ることが出来る能力」についてお話しします。

まず幽霊をどのように視るのか?も人によって異なります。肉眼で物質を視るのと同じように映像として視るタイプもいれば、気配を感じるタイプ、音や匂いで察知するタイプ、温度でわかるタイプなど様々です。感知の仕方については単に受信の方法が違うだけでそこに優劣はありません。多様な受信の仕方が備わっているタイプもいますが、それでも「特に感知しやすい方法」はあるようです。(わたしは映像と思念をキャッチするのが得意です。)

また近接した状態でなければ感知できない人と遠隔でも感知出来る人がいます。近接と遠隔では異なるチャンネルを使用します。近接が出来るからといって遠隔が出来るわけではありません。これは練習してどうにかなるものではない気がします。ただ遠隔が出来る人は近接でも出来るパターンが多い(わたしが知る限りほぼ全員)ので生まれもった器質の差なのかもしれません。

そして、どこまで「わかる」かについてはものすごく個人差があります。

「野球が出来ます」と一口に言っても、のび太レベルなのか高校球児レベルなのか大谷翔平選手レベルのなのかでまったく異なるように、「霊感があります!」と言っても能力の差は非常に大きいのです。(霊感があることをアイデンティティにしてしまっている人は、この程度でよく「霊感あります」って言うたなと呆れてしまうレベルの人がほとんどです。)

余談ですが、よく「霊感がある友人に幽霊が憑いていると言われたのですが…。」と心配そうにご相談にいらっしゃる方がいます。正直に言いますと幽霊が一時的に憑いている人なんて大勢います。体調が悪かったり、嫌なことがあって怒りや憎しみが心に渦巻いていたり、不安でいっぱいになっていたりすれば憑かれることもありますし、人の悪口や人を陥れることばかりを考えているような集団の中にいるだけでも邪気は憑いてきますから、一時的なことであるならば気にする必要はありません。気力・体力が回復してきて心が晴れやかになれば自然と憑き物は剥がれていきます。問題なのは良くない状態を継続させてしまっている場合です。

先の話のように「幽霊が憑いている」と人から言われて、そのことをずっと気にしているような状態が続くとよくありません。霊的なことなどまったく関係のないようなことでも繋げて考えてしまい(物音がしただけでも幽霊のせいだと怯えてしまったり)、恐怖を募らせ、その恐怖を餌にするような邪気が集まってきて本当に霊障が起こる事態にまで発展してしまうことがあるのです。ここまできてしまうと自力でどうにかするのは難しく、霊能力者の力をかりた方が手っ取り早く状況を改善出来ると思います。

霊感がある、と自称している方は相手にどのような影響を与えるのかを考えてから発言した方が良いと思います。あなたの言葉が他人の人生を狂わせる可能性があることはお忘れなく。。

(お祓いを仕事にしていると他人の無責任な発言によって辛い思いをしている方にお会いすることも多いので(祓えないなら人に憑いていると言うな!)と怒りに震えることも少なくないのです。)

3.よく混同される「視える能力」と「祓う能力」

「霊感」という言葉の中には「視える能力」の他に「祓う能力」も含んで考えられることが多いようです。

皆さんに知っておいてもらいたい重要なことは

「幽霊が視える能力」と「幽霊を祓う能力」

はまったく別物だということです。

幽霊を視ることが出来るからといって祓うことは出来ないのです。

視ることが得意な人は幽霊以外の回線(ハイヤーセルフリーディングやアカシックリーディングなど)を発達させてチャネラー系になった方がいいと思います。自分の得意分野で人に役に立つことが出来ればいいのではないでしょうか。もしくは、自分で祓うことができないのであれば祓える人に繋ぐなどすればいいと思います。祓える能力が絶対備わっていなければならないのではなく、祓わねばその人の人生にマイナスの作用を及ぼすようなものを視て伝えるのであれば祓う能力、もしくは祓える人に繋げる力が必要だということです。

お祓いの仕方にも色々あります。神社でのお祓いは有名ですが憑依している幽霊を祓うことを目的とはしておらず、神さまの前に行っても失礼がないような状態に祓い清めることを目的としています。神社のご神域に入った時点でおおよそのものが祓われている状態で更に祓われるのでその時はスッキリします。ただ祓われたものがご神域の外で「待ってました!」と待ち構えていることが多いので(その人の状態が悪ければおまけに仲間も引き連れてくる)、神社を参拝した際には行く前とは違う心の状態であるように気をつけてください。お寺の護摩についてですが、憑依しているものを焼き尽くすというよりも自分の内側にある憑依されるような弱さや醜さを焼き尽くす、というイメージを持った方がいいかもしれません。神社でもお寺でもそこで行われることは「自分自身を整えることで憑依しているものが自然と離れていく」というものだと捉えると良いと思います。

4.本当に効果がある「お祓い」とは?

神社のお祓いやお寺の護摩のお話で述べたように、自分自身が整うことが最も重要になってきます。心身ともに健やかであれば、どのような状況に陥ろうともどんな人たちに囲まれようとも邪気に影響されることはないということです。

霊能力者の中にはただ憑依しているものを祓って終わり、という方もいらっしゃいますがそれでは再び邪気に取り憑かれてしまう恐れがあります。ビジネスとして考えるのであれば、繰り返し憑依されて何度もお祓いに来てくれた方が儲かりますから間違えてはいないかもしれません。時間とお金に余裕がある方なら「憑いたら祓ってもらう」というやり方も悪くはないでしょう。

ahlan 和 sahlanでは、その日に来てその日にお祓いが終了!いうことはまずありません。時間をかけて本人の物事の捉え方や考え方、行動を変えていきつつ、憑依しているものを徐々に剥がしていくというスタイルをとっています。憑依されにくい人間性を育てることとお祓いを平行して行なってくので、手っ取り早くどうにかしたい人からすればもどかしいと感じるかもしれません。しかしながら、長い目で見ればこのやり方が一番時間やコストがかからないのです。憑依されなくなればお祓いも必要なくなるのですから!

5.まとめ

「霊感」と呼ばれるものには様々な種類のものがあります。どんな能力でも能力そのものよりも、それを扱う人の人間性がどうであるかが大事になってきます。よく切れる包丁が素晴らしい料理を作るための道具になったり、人を傷つける凶器になったりするのと同じで、霊的な能力も使い方によっては誰かを幸せにも不幸せにもしてしまうのです。その自覚は持たなければなりません。霊感があるといえば珍しがってもてはやされることもあるかもしれませんが、自分が気分良くなるために力を使うことはお勧めしません。邪気はそういう心の隙間を好みますからいつか心を食い尽くされてしまうことになるでしょう。

もし仮に霊感が「神さまから与えられた特別な能力」であるとするならば、その力は世のため人のために使うべきです。神さまは世界が美しく循環していくことを望まれているはずですから、わたしたちは歯車の一つとして奢ることなく自らの役目を果たすのみだと思います。

それっぽく見える派手なパフォーマンスは出来ませんが(「キエェェェっぇぇぇー!!」と叫んでバッサバッサお祓いをするみたいな)、本気で状況を変えたいと思っている方のお役に立てると思いますのでお困りの際にはご相談ください。

最後までお付き合いくださりありがとうございました。

次回は「スピリチュアルリーディングが出来なくても人生がうまくいくコツ」についてお話しようと思っています。

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